「里山物語」寄付金運用事例 第5号

2015年4月10日(金)

~「貝原棚田保存会」野外活動用テントを寄付~

 当社の間伐材を最大限活用した寄付金付印刷用紙「里山物語」を多くの企業や団体の皆さまに採用いただき、そのお預かりした寄付金の運用先を協業するNPO法人里山保全再生ネットワークが選定した結果、第5回寄付金の運用先が決定しました。 採用いただいた皆さまに感謝申し上げるとともに、5回目の団体支援活動事例を下記の通りご紹介いたします。

1.寄付金運用先
「貝原棚田保存会」 岐阜県 揖斐(いび)郡 揖斐川町 春日  
代表者 新川 勝重 氏

2.団体概要
棚田は「里山」の象徴的な景観です。また、天然のダム機能を有し、地域を水害から守ります。しかし、不整形な田が急斜面に連なり、稲作の機械化が難しいことから、多くの地域で耕作が放棄された棚田が増えています。今回の支援先「貝原棚田保存会」は、岐阜県の西濃地域で唯一の「ぎふの棚田21選」に認定されている「貝原棚田」の保存および地域の活性化を平成23年から取り組んでいます。

3.選定理由
 NPO法人里山保全再生ネットワーク(代表理事:岩間敏彦氏)とともに、これまでに、一過性の里山保全ではなく、荒廃・消滅が進む里山に新たな価値を見出し、持続的に里山を活用しながら、社会的意義の高い活動を積極的に行う団体を支援してきました。

今回「貝原棚田」の支援を決めた選定理由は下記の通りです。
・特定の人だけでなく、さまざまな世代・団体が棚田の保全に参加することで、その保存に努めている
・小学生の稲作体験に積極的に取り組み、地元小学校が行う里山教育の舞台として活用されている
・棚田のある春日地域は薬草の宝庫と言われており、貝原棚田でも希少な生物が確認されている
・貝原棚田保存会のメンバーは、天空の茶畑といわれる古来茶園で茶畑を営んでおり、日本に残る貴重な在来種のお茶「天空の古来茶」を栽培している。茶園では社会福祉法人いぶき福祉会に通う障がい者が作業で活躍しており、里山と福祉の連携を模索し続けている。貝原棚田での作業も視野に入れているため、福祉の場として活用されることも期待できる

4.支援内容
 「貝原棚田」では田植え、草刈り、稲刈り、収穫祭などのイベントを多数行っていますが、その都度借りるか、ビニールシートで即席の屋根を作ってしのいでいました。炎天下の日陰づくり、雨天時の雨宿りなど活動の持続性を高める重要なアイテムとして、今回要望があった『野外活動用テント』を贈呈いたしました。今後は、農作業や子供たちの参加イベントに合わせ、活動を応援したり、棚田の四季を記録していくなど、サポートをしてまいります。

当社の「里山物語」の取り組みは、2014年3月には「国連生物多様性の10年日本委員会」の連携事業にも認定されました。わたしたちの暮らしを支える根幹である生物多様性、そしてそれを生み出す「里山」を保全するには、単にその場の自然環境を守るだけでなく、生物多様性の恩恵を受ける社会全体で、その価値を理解し、守る行動を起こしていく必要があります。
今後も採用いただいた皆さまとともに、いずれ日本中に「里山物語」の支援先が増えるよう、挑戦し続けてまいります。

リリース

以上