第72回「全国カレンダー展」 金賞・経済産業大臣賞 受賞

2021年1月17日(日)

中越パルプ工業のオリジナルカレンダー「日本の彩2021年 竹久夢二の意匠」が、第72回全国カレンダー展において、部門賞(第 1 部門・一般企業カレンダー)「金賞」および、最高位「経済産業大臣賞」を受賞いたします。「経済産業大臣賞」は、製版・印刷技術に優れ、企画デザインについても、その制作意図が明確で、かつ創造性に富み、将来にわたって印刷産業の情報メディアの担い手としての社会的役割が期待できるものとして、その年で最も価値ある賞となります。

第72回全国カレンダー展受賞作品(一般社団法人日本印刷産業連合会HP)
https://www.jfpi.or.jp/files/user/img/2021karenda-sinsakekka.pdf

「日本の彩」シリーズは、制作を開始した2008年から今回で14年連続受賞となります。過去には5年の1度の最高位「内閣総理大臣賞」受賞、ドイツ国際カレンダー展においても「銅賞」を4回受賞するなど、国内外において高い評価を得ています。

2021年のデザインは「竹久夢二の意匠」です。美人画で有名ですが、グラフィックデザイナーとしても優れた作品を数多く残しています。自身が手掛けた書籍の装丁や雑誌の表紙など、大正ロマンを彩った、なつかしくてモダンな夢二グラフィックの世界をクローズアップし、その素晴らしさを日々のカレンダーに展開しました。例年と同様に、次の月の彩を楽しんでいただくよう、各月を切り取りめくる機能を活かして制作しています。
用紙は日本の竹100%できた「竹紙100ホワイト」を使用しています。魅力ある和のビジュアルと、竹紙が持つ上品な表現力が相まって、落ち着き優しい印象が、まさに日本の彩シリーズにふさわしいカレンダーとなっています。

コミュニケーションと生活の潤いに役立つ伝統的なカレンダーを、社会性の高い竹紙を用い、掘り出した日本の美を再現することで、価値の高いカレンダーと評価いただき、紙文化にも貢献できますことを、関係者一同光栄に存じます。

「全国カレンダー展および国際カレンダー展 過去の受賞履歴」
2008年「円山応挙・写生帖」 日本印刷新聞社賞
2009年「円山応挙・写生帖」 最高位☆内閣総理大臣賞、ドイツ国際カレンダー展銅賞
2010年「円山応挙・写生帖」 日本印刷産業連合会会長賞
2011年「狩野永徳・四季花鳥図」 審査委員特別賞(松永真賞)
2012年「匿名の意匠」日本商工会議所会頭賞、ドイツ国際カレンダー展銅賞
2013年「日本の型紙・草木染」 金賞、文部科学大臣賞
2014年「粋と伊達の意匠」 金賞、日本商工会議所会頭賞
2015年「日本の型紙・小紋柄」 金賞、経済産業省商務情報政策局長賞、ドイツ国際カレンダー展銅賞
2016年「染と織の意匠」審査員特別賞(上條喬久賞)
2017年「遊び心の意匠柄」国立印刷局理事長賞、審査員特別賞(上條喬久賞)、ドイツ国際カレンダー展銅賞
2018年「織と染の意匠」 金賞
2019年「匿名の意匠・陶器模様」 銀賞、日本商工会議所会頭賞
2020年「伊藤若冲の意匠」 銀賞、国立印刷局理事長賞
2021年「竹久夢二の意匠」 金賞、経済産業大臣賞